わかりやすく情報をまとめました!森島の葬儀徹底極意BLOG

2020年01月28日

葬儀費用が遺産分与に与える影響とは

両親等が亡くなった時にお通夜やお葬式等を行う必要がありますが、葬儀費用が必要になるので、ある程度の資金を確保しておきたい所です。数百万円レベルの費用が発生した時に、故人から相続したお金で支払う事を想定する方もいますが、相続人が複数存在する場合は遺産分与の時に揉める可能性があります。

故人が生前にお葬式やお墓等の準備をしている場合は全く問題ありませんが、一切準備していないで突然亡くなった場合は、費用を遺族の誰かが負担するしかありません。葬儀費用は相続する債務には該当しないので、相続人が相続した遺産から分担して支払う仕組みになっていませんから、費用を負担した方は香典からお金を回収する必要があります。

しかし香典で全てを賄う事は難しいので、費用を負担した方は損をしてしまう事が考えられます。その為葬儀費用を負担する可能性がある人は、故人が亡くなる前に費用分のお金を時間をかけて受け取っておいた方が安心です。

数百万単位の費用を一度に受け取ると贈与税が発生しますが、複数年に分けて徐々に受け取れば、贈与税も発生しません。遺産分与の時に揉めない為にも、生前に家族でしっかりと話し合いをして、亡くなった後に必要になるお金の準備をしておく事が大切です。

月別記事リスト