わかりやすく情報をまとめました!森島の葬儀徹底極意BLOG

2019年02月11日

故人に対する表敬のために使われています

キリスト教の場合、教会において葬儀や納骨式、命日祭といったイベントを行う際に献花に代わって焼香することがあります。葬儀などに用いられる香については特別な規定はなく、教会によって固有なものがあるケースがあるでしょう。

最近では日本製の香が多く使われていて、葬儀を行う場合は葬儀社などが用意したものを利用することが可能です。個人的にお墓の前で祈る時は線香や香道のものを使う人がいますが差し支えないでしょう。大事なことは香の材質や形などではなく、行為そのものが誰に向けられているかになります。

方法として回数にこだわることもなく、一般的に香を摘んでいる右手に左手を添えながら、眼前で少し念じた後に行うのがマナーです。故人への思いが込められているならそれだけで十分です。もともと香は敬神や物などに対する祝福や表敬として使われていて、中世後期香を使って「清める」という概念が入って来ました。特に葬儀において死者の罪を清めたり悪霊からの解放などのために利用されるようになり、死者に対する表敬に香を使っています。焼香する代わりに献花を行うことがありますが、これも同じ意味として扱うことが可能です。同じ宗派でもそれぞれの教会によって、焼香するところと献花するところがあります。

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